サングリーン那須は
環境にやさしい農業をめざしています。
サングリーン那須は那須塩原市の越掘というところを中心に、水稲、麦、大豆を中心に、33haを耕作しています。 2009年にはエコファーマーの認証を受け、減農薬・減化学肥料の農業を推進しています。 農水省が推進する「農地・水・環境保全向上対策」に参加し、地域に「越掘自然を守る会」を設立しました。 エコファーマとしてアイガモ農法に取り組み、「お米のオーナー制度」で田んぼの生産状況(お米だより)や生産履歴をオーナーにご報告しながら、アイガモ米(愛カモ米)をご購入いただいています。
地域の未来を考えています
食糧の自給率の低い日本が減反政策で田んぼを減らしてくのは、果たして正しい道なのでしょうか? 検討した結果、休耕田に飼料米を栽培することにしました。一度田んぼをやめてしまえば、再び田んぼに蘇らせるのは難しいものです。飼料米づくりなら、水田を維持しながら、減反し、その政策が変われば、再び田んぼとして活用できます。 そこにもうひと工夫してみました。 飼料なら、そこにたとえ種類の違った米が入っても、飼料としての品質には影響しません。そこで、穂の黒い緑米で絵や文字を描く、田んぼのアートに挑戦しようと考えました。 地域の人たちや子どもたち、東京からの参加者も加わり、田植え機で飼料米を植えた後に緑米で田んぼに絵と文字を書きました。 I LOVE コエボリ LOVEはハートの絵です。 あまりはっきりではありませんが、高台から見えます。 少しでも話題性のある取り組みをして、地域の活性化につながればと願っています。
社会の未来をみつめ、農業を考えていきます
安定的な農業経営を行なうためには規模の拡大が 必要です。 私はこれまで作業受託を行なうことで地主の信頼を得て、さらに借地に発展させ、規模拡大を図ってきました。
また、麦の規模拡大をするには播種機や乾燥調整 施設の導入が不可欠と考え、麦作組合を立ち上げ、 労力の省力化と低コスト化に取り組んできました。この麦作組合の仲間と集団農業組織「サングリーン那須」を立ち上げ、 品目横断的経営安定対策の要件を満たすことができました。
このサングリーン那須では共同購入・作業の合理化、農業機械・乾燥調整施設の共同利用を行うなど、経営の合理化に努めています。さらには後継者育成のために、販売ルートの拡充と栽培品種の多様化を図り、より魅力的な作物を 適正な価格で提供し、経営の安定をめざしていきたいと考えています。
地元のコミュニティ(那須たんぽぽ村)との連携による環境保全型農業や、農業における都市交流と 農業理解などとも取り組んできました。これらの取り組みの一部がNHKに紹介され、松下電器産業が平成18年度バイオマス利活用優良 表彰・農林大臣賞を受賞するなど、ひとつひとつの取り組みが、社会に貢献できてきたことは何よりも 私たちの励みとなっております。
サングリーン那須代表 永井憲一
略歴
2005年10月4日(火)
NHKで紹介 食品リサイクルで地域を元気に! ~貴重な資源・食品残債で農業の差別化を~
2006年3月16日
ビッグサイトにて事例発表、循環型農業の取り組み
平成18年12月22日、18年度の「バイオマス利活用優良表彰事業」で 松下電器産業が農林水産大臣賞を受賞。
平成19年度より「越堀自然を守る会」を組織し、農林水産省・県・市の 「農地・水・環境保全向上対策」に参加
平成20年7月に那須街道沿いに「たんぽぽ村直売所」オープン
私たちの取り組み
NPO法人食品リサイクルネットワークと提携し、企業の社員食堂食物残渣を堆肥化して、 食品リサイクルに取り組む
「那須たんぽぽ村」ブランドを構築すべく、直販体制に取り組む。 直販納入実績としてコシヒカリを松下電工社員食堂に平成18年度納入実績20.24t。20年度継続。 松下電工社員食堂からは残渣引取り1.08t/年(H17年11月~継続中) 平成19年度新規契約としてコシヒカリをリコー大森事業所社員食堂に3t納入。
2005年10月4日NHKにて紹介・2006年3月16日ビッグサイドにて事例発表
2007年1月5日松下電器産業が「地球を愛する市民活動としての社員食堂での食品リサイクル事業 などの評価を受け、平成18年度バイオマス利活用優良表彰・農林大臣賞を受賞
サングリーン那須
〒325-0012 栃木県那須塩原市越堀688-3
TEL:0287-62-3622