8月の作業
稲の穂が出てきました。 花が咲きます。稲の花はよく見ないと、見逃してしまいそうな、小さな花で す。お米の一粒、一粒が、こうした花を咲かせているのです。
神秘な花
米の穂
お米の花は、くきの中から、さやを割ってうす 緑色の穂が出てきます。
米の花
穂が出るとすぐその日のうちに穂の上の方から 次々に白い花が咲き、雄しべの花粉が雌しべに つき、午前中の2時間ほどで外の皮が閉じます。
お米の誕生
やがて、めしべの根もとの部分(子ぼう)がふ くらんでお米ができます。
花言葉は「神聖」
「イネ」という呼び名の由来には、命根(いの ちね)や息根(いきね)などがあり、「米」の 語源は、神聖なものや生命力が「こめ」られているものという意味ではないかといわれていま す。 昔の日本人は、「イネ」に対しことばでは表現 できないほどの神聖さを感じていたようです。 お米の花を見ていると、本当に神聖に思えてきます。 奥ゆかしくて、神秘。一粒一粒に命が宿ってい るのだということを花がそっと教えてくれます。