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2010/1/18更新

そば打ち道場
那須たんぽぽ村でそば打ち道場が開かれました。
講師に伊王野の道の駅のそば打ちのプロをお招きし、那須たんぽぽ倶楽部のみなさんが講習 を受け、そば打ちを実習しました。
もともと、有志でそば打ち修業をしてきたメンバーですが、手取り 足取りに口伝が伝授され、腕にさらに磨きがかけられました。
ゆで方も、沸騰するまでかき混ぜず、沸騰後そばが、泳ぎだしてか ら35秒で冷水に入れるなど、と、なかなか微妙なゆで加減。
みなさんが打った麺の太さがそれぞれで、歯ごたえが微妙に違いま す。同じそば粉を使って打っても、こんなに味が違うのかと、試食 の皆さんが口々に感想を述べていました。
このそば打ちに使ったそば粉は那須たんぽぽ倶楽部のメンバーで栽 培・収穫したもの。
今年はそばと菜種の連作も検討中です。





那須たんぽぽ村とは?

那須たんぽぽ村は地元と移住者の楽しいコミュニティです。
「村」は本当の自治体ではありませんが、“住民自治をしながら”、スローライフを楽しんでいます。

村民のめざすもの


1.美しい那須の魅力を次世代に継承しよう。(自然の継承)
2.地域資源を見直し、発想豊かに活用しよう。(資源の活用)
3.ワクワクしながら大自然を、愛し、遊び、楽しもう。(人生の充実)
4.地元と連携し、たんぽぽマネーを都会や仲間の交流に活用しよう。(コミュニティ)
5.あこがれのスローライフを実践し、エコロジーの輪を広げよう。(エコロジー)

那須は年間500万人の観光客が来るといわれています。
近年は那須の自然豊かな環境を求めて団塊の世代を中心とした、移住者が増大しています。
ところがつながりもなく、孤独な日常を送っている方々も少なからず存在しています。
こうした中で、「那須たんぽぽ倶楽部」のコミュニティが各種のメディアで取り上げられるケースが増大しています。

セカンドステージとして那須を選んだ団塊の世代は自然のなかでゆったりとした時間を過ごすことを理想としています。那須たんぽぽ倶楽部に参加するメンバーはきめ細やかで、じっくりと本質的なテーマに取り組むことに充実感を感じています。
その一例が手作りです。時間をかけて丹念に作り上げる中で、没頭し、自己の完成をめざしていくのです。

作品を制作するものの願いとして、ともに楽しみたい。作品を見て欲しい、評価して欲しい、友人を得たい、社会参加したいという願いが根底にあります。
そうした心からの要求が、那須たんぽぽ倶楽部の中に結実されてきました。

この先をみつめて

一方で、団塊の世代が抱え、克服しがたい問題も内在しています。
十年後には?という不安、健康への不安、伴侶を失うことへの不安など、老いを感じつつ、やがて来る孤独へのこころの準備は困難な課題です。

東大の上野千鶴子教授は老後に子どもからの同居の誘いは「悪魔の囁き」と断言しています。むしろ仲間を作り、子ども世代に頼らない生き方を選択すべきと提言しています。
老後の不安と、コミュニティ形成、個人のニーズに応えるきめ細やかなサービスがこれからの那須には大きな社会的要請となるはずです。
このような地域社会の要請に対して、どのように対処していけるでしょうか?

相互扶助は二つの視点からとらえることができます。
@ 助けてもらいたいニーズの視点
A 助けることで社会参加しようとする視点
一方では現実の問題として困窮する状況にあり、一方では生涯現役としての「生きがい」を見出し、人生の充実感を味わいたい要求があります。
これらは、相互に補完する関係にありながら、自然発生的には補完関係が成立しづらいものです。

たんぽぽ村のコミュニティをベースに、メンバーの抱える不安、そして求める生きがいが互いに自然な形で補完しあうしくみを提供していきたいと考えています。公的扶助とは違う民間相互の扶助は、昔から存在してきました。これらは本来、人間として当たり前の営みでもあります。
こうしたことが近年は公的な扶助に頼り過ぎてしまい、結果、本当に必要とする助けを得られないのが現状ではないでしょうか。

参加者は「村」という仮想自治体を体験することで、本来の自治体験をします。
相互扶助という照れくさい名称よりも、「村」が介在し、村のシステムとして遊びごころを用いれば、助けること、助けられることが自然になります。「村」のリアリティを強調することで、遊びが本気に変わります。
環境問題と高齢化問題という二つの課題を、仮想住民自治を形成することで解決の糸口をつかんでいこうとするのが那須たんぽぽ村の理念です。

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